ニュースのコントラスト

東京都知事のニュース。

法律的にはOK。しかし、倫理道徳的に大問題だ。

これは、パナマ問題とほぼほぼ同じ構図だ。

 

同時に静かに目を向けられる末期がん患者の大麻裁判。

こちらは、問題点がほぼほぼオポジットだ。

法律的にはNG。しかし、命の問題であり、ほかのがん患者の明光となりそうな話題。

倫理道徳的に問題はないのであろう。

法律を守って死ぬのはあまりにばかばかしい。

財産と生命を守るべき法律に殺される構図なのだ。

 

さて、被害者と受益者の比較をしてみたい。

都知事桝添の問題は、国会議員時代にさかのぼる問題であり、根底は政治資金規正法があまりにザル法であるということである。そういう観点で見るならば、受益者は政治家全般であり、被害者は全国民といって過言でない。

誰かが述べていたが、日本の政治家にパナマ問題は波及しない。というのだ。

これは、政治資金規正法ザル法であるがために、わざわざ国外に口座を持たなくても足りるというのだ。

次に、がん患者さんの話。

受益者は、当人。および、現在また未来においてがんに苦しむ人全員ともいえる。

それは、ダイレクトに命。もしくは、時間。もしくはQOL。それらを得るという受益がある可能性が高い。

被害者は誰だろう?

このがん患者さんに抗がん剤という毒を売りつけることの出来なかった製薬会社であろうか?しかし、それとて保険対応ならば、その分の国庫負担は減るのであろうから、製薬会社を被害者とするならば、納税者は受益者といえる。

 

都知事は、辞職ないしは解任されるかも知れないが、犯罪者にはならずこれまでに得た報酬(税金より)は残るのであろう。

引き換え末期がんで、医師の宣告どおりならば現在いないかもしれないがん患者さんは、どうなるのだろう?法律を守って死ねと言われてしまうのか?それとも、ある程度改善したから抗がん剤治療放射線治療で苦しむのか?そしてその費用の7割高額医療を考え合わせると、その9割は国庫で負担をするのだろうか?今のまま大麻治療を続ければ苦しみも国庫負担も無く健康を回復できるのかも知れない。

 

この2つのニュースは、法律に問題点があるのだ。

 

私は、法治国家を否定しないし、むしろ好ましいと思う。しかし、それは法律が正しいことを前提としている。

 

優秀な政治家、官僚、に置かれては問題が出る前に法律の抜け道をつぶし、もんだいを修正していただきたいと思う。もし、今回のように問題が発生したのであれば、早急に現状に沿う形で修正していただきたいとも思う。

 

陰謀なのか?どうなのか?わからないが、パナマ、医療大麻、都知事問題とどんぴしゃのタイミングで起こったわけだ。陰謀ではないにせよ、世の中はサザエさんの家のようにサブちゃんに起きたことは、マスオさんの出来事とリンクするものなのかも知れにない。